8月平和例会

 39回目の8月平和例会が84日(日)全体委員会の当番で持たれました。

  テーマは「一人ひとりの力をあつめ 平和な社会へ」です。

  今年は、広島在住の詩人のアーサー ビナードさんをお迎えしました。ビナードさんは、30年前22才のとき来日し紙芝居に出会い、物語が即座に立ち上がる力に感動したことを流暢な日本語で話されました。丸木俊・位里夫妻の「原爆の図」をもとに7年かけて完成させた紙芝居「ちっちゃいこえ」を上演していただき、21人の小学生、11人の中高生を含む225人がひきこまれました。ねえさん、じいちゃん、ねこ、サイボウ、、、子どもたちの心になにかが渡され、平和の種となることを祈ります。

  子ども達が別室に移動した後、第2部では、ビナードさんは、戦時中 紙芝居は戦意高揚のため利用されたこともあったこと。令和になり、戦争をした昭和が遠くなった印象があるが、戦争と平和についてはずっと考え続けなくてはならない。原爆投下を正当化したアメリカ政府。玉音放送のこと。ウランとプルトニウムのこと。など熱く語られ、改めてもっと学んでいかなくてはと思わされました。平和な社会を作るためなにができるか一人ひとりが考えて力を集めていきたいです。

  ビナードさんは午後も予定があり、終了後は風のように去って行かれました。

    中国新聞に8月5日から3日間、ビナードさんの記事が載りました。

 別室に移動した子どもたちは、準備を整え友の家の裏山に登りました。美しくよみがえった広島市内を一望し、また、身近に自然があり、植物や動物など生命が息づいていることを感じてくれたことと思います。